こんにちは!ワールドインポートツールズ 桑山です。

今回は、手の代わりとなって、指先の入らない狭い箇所や細かいものを摘み上げるのに頻度の高い工具の一つ
「ロングノーズプライヤー」に触れてみますが、整備作業を想定したKNIPEX社の「メカニックプライヤー」の中でも
40度の角度の付いた製品をクローズアップします。

俗に「ラジペン」と呼ばれるプライヤーは同社のラインナップにも設定がありますが、
刃が根元に付いているラジペンに対し、今回のメカニックプライヤーはあえてカッターは付いていません。

理由として、整備に従事される方の多くは、ニッパーは既に持っている方が大半なのでカッターの必要性が無いことにくわえて、
作業中誤って他の物を切断しない配慮からメカニックプライヤーシリーズにはカッターを付けていないのです。

また、直接対象物と触れるつかみ面は、横一列の刃が入ったラジペンに対し、横と斜めにもきざみ目が入っており
引っ張るだけでなく、整備作業に多い捩じる様な場面でも更に滑りにくい構造です。

車両整備に付き物のホースバンドの取り外しには、裏返して”背の”部分を使い先端幅が広いプライヤーの様にして使うこともできるので
思った以上に使用用途が増え、手に入れた当初「目から鱗」だった記憶があります。

この200mmサイズは少し大きいように思いますが、その分強度は高く刃が開いてしまう様なことも少ない仕様になっています。

先端がストレートタイプを持っている方へ、次なる一本としてお奨めしたいプライヤーです。

参考にしていただければ幸いです。