こんにちは!!
上田です。

バイクや自転車を始め、アレンキー(L型ヘックスレンチ)以外のヘックスレンチとして非常に人気が高いレンチが、T型ハンドルタイプのレンチです。
アレンキーと比較すると工具自体が大きい為、手軽さや持ち運びには適さない場合もありますが、グリップがある事で力を入れやすく締め緩めがしやすい為、プロメカニックからも評価が高いヘックスレンチの一つです。
以前と比較すると、様々なメーカーでラインナップされる様になりましたが、グリップの大きさ、素材、またレンチ部の長さ、トルクの伝達感などが異なります。
W.I.T.では、メーカーの名前にも取り入れられているスイスで製造されている、PB SWISS TOOLS(ピービースイスツールズ)と華やかなオレンジ色が特徴のイタリア BETA(ベータ)社のTレンチの人気が高い様に感じます。

まずはPBのT型レンチから特徴を紹介させて頂くと、、、
ヘックスレンチがスタンダードタイプ(1207シリーズ)とボールポイントタイプ(1208シリーズ)の2種類の設定があります。

T型ハンドルの六角レンチは、以前にショートタイプの設定はあったのですが、グリップ横のヘックスレンチは無いタイプでした。
ロングタイプは、以前よりエンドユーザーから要望の声が多かった為、ショートタイプの後にPBラインナップに加わる事になりました。

グリップ部分はスイスグリップが採用された事で、滑り難さと握りやすさを両立させ、また既にドライバーグリップでも証明されていますが、高耐久性も有しています。
また、収納時等に重宝する引っ掛け用のホールがグリップに設けられているのも特徴の一つです。

軸(ブレード)部分は、六角軸が採用されています。
ボールポイント部も定評が有るL型レンチ(アレンキー)と同じ形状となっているので、角度を付けて回す際にも非常に滑らかなフィーリングが得られます。
設定サイズはスタンダード、ボールポイント共に4~10mmの設定となります。

そして・・・・
T型HEXレンチと言えば、イタリアのBETA 96Tシリーズが最も著名ではないでしょうか。
モーターサイクル、自転車、レーシングカートのみならず、他業種でも非常に多くの方々が愛用しています。
特にモータースポーツを始め、多くのレースシーンでスポンサードを行っているBETA社は、メカニックがメンテナンスしてる画面が映った際に、オレンジ色の工具が使用されているのを見た事がある方も多いのではないかと思います。
尚、BETAのレンチはPBとは異なり、グリップにはハードプラスチックが、また軸は丸軸となっています。

4mmのレンチを実際に並べて違いを比較してみる事にします。
一見ほぼ同じ位の全長に見えます。
大きく異なるのはグリップの大きさです。
個人的にはグリップが大きい分、PBの方がトルクを掛けやすい様に感じます。
只、早回し重視という事であれば、BETAの方が使い勝手が良さそうです。

スタンダードモデルを重ね合せてみました。
グリップ横の六角レンチ部分の長さが異なっているのがお分かり頂けると思います。
只、並べる前はBETAの方が長いと思っていたのですが、意外にも僅かにPBが長かった(写真右のヘックス部先端がシルバー色の部分がPBのヘックスです。)のは予想外でした!

ボールポイントモデルもスタンダードモデルとほぼ同じ結果となりました。
大きく異なるのはやはりグリップで、重ねて見ると違いが鮮明です。
一回りどころか二回りほど違う印象を受けました!

ボールポイントの先端(左:BETA 右:PB)も比較してみましたが、角が際立っていたのはPBでした。
今回比較してみて私も初めて気が付いたのですが、両社のボールポイント形状が非常に似ていたのに驚かされました。
ボールポイントの形状を比較してみると、メーカー毎にかなり形状が変わります。
この形状の違いによって、角度を付けながらの回し易さやトルクの伝達感、抜き差しのしやすさ等が異なってきます。
どの形状が一番良いとは一概に言えないので、もし機会があれば、お手持ちのメーカーと異なったレンチで試してみてください。
メーカー毎に差がある事を実感頂けると思います。

必要な作業が出来れば工具としての役割を果たした事にはなりますが、無名メーカーから世界に名高いブランド品まで非常に多くの種類の工具が存在します。
見ただけでは中々良し悪しの判別が難しく、実際使ってみないと分からないのというのが工具の魅力の一つではないかと考えています。
本日で私のブログは最後となりますが、日本では知られていないメーカーも含め、今後も世界中の工具をご紹介させて頂きます!
今後とも「ワールドインポートツールズ」をどうぞ宜しくお願い致します!!